阪南病院

施設・設備のご紹介

B棟のつくり

周辺の視環境に配慮した建物構造

住宅密集地に立地するB 棟は、外と視線がぶつからないよう、木ルーバ―や透かしレンガを設置、視界は狭くないものの、見られている感じのしない造りとしました。
また、木ルーバ―や透かしレンガはデザイン性にも優れ、温かみと存在感のある建物として特徴的です。

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棟全体を柔らかく包むサインアート

アートのある空間を目指し1、2F救急病棟及び3F ストレスケアユニットの個室にはアートを配し、落ち着けて彩りのある室内としました。また地階も含めアートを、共用部や、サインにも利用、各階案内図や、居室名もアートの上に表記しています。掲示板にもイラストを配し、掲示物の間から見えるアートを楽しんでいただく試みとしました。各階で統一感あるアートを配置することで、主張しすぎない温かな空間の装いとして見る人を楽しませてくれます。

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ゆったりとくつろげる庭

B棟周辺には、4つの庭を配しています。北側には広いスペースにベンチを置き、自然の光を浴びのんびりできる木洩れ日の庭としました。売店も近く、患者様やご家族様、当院へお越しの方に寛いでいただける空間としています。

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MCUメンタルケア病棟

メンタルケア病棟にはストレスケアユニットと児童思春期ユニットを併設

ストレスケアユニットと児童思春期ユニットはスタッフステーションを中心に、完全に別ユニットとして機能しています。但し、子どものメンタルヘルスの問題にも専門スタッフが対応でき、またストレスケアユニット側にも子どもが近くにいる楽しさ、温かさを喚起する配置としました。

児童思春期ユニット

保護室8床(ソフトタイプ)/個室14床

支援学校での学びと病棟での治療を両立

環境に強い影響を受ける子どものこころを健やかに育むための空間として、多目的ルームやデイルームなど、皆で集えるスペースと、個で楽しむスペースを配置。教育面では、院内別棟の支援学校分教室が開かれており、学びともに、日常生活を取り戻す場所として機能します。

対  象:
中学3年生まで
診療対象:
強迫性障害/摂食障害/広汎性発達障害/不安障害/注意欠陥(欠如)/多動性障害(ADHD)チック症/神経症/うつ/不登校 など

関係スタッフ
医師・看護師・臨床心理士・薬剤師・作業療法士・精神保健福祉士・管理栄養士・理学療法士

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ストレスケアユニット

個室13床(特別個室・準特別個室を含む))/睡眠センター4床

ホテルライフを楽しむような心落ち着く空間

ユニット全体をシックな色合いとし、ゆっくり休息できる空間としました。また、睡眠センターも含め全ての個室にリクライニングベッド、寝心地に配慮したブレインスリープ社の寝具を利用しています。また、デイルームには音の森林浴ともいわれる空間・音響ソリューションとしての「KooNe(クーネ)」を設置し、音環境を整え「居心地の良い空間」を実現しました。

関係スタッフ
医師・看護師・臨床心理士・薬剤師・作業療法士・精神保健福祉士・管理栄養士・理学療法士

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睡眠センター 4床

ストレスケアユニット内に、睡眠センター(4床)を設けました。対象は、「不眠」「過眠」「睡眠時無呼吸症候群」「むずむず脚症候群」などの睡眠障害をお持ちの患者様。1泊2日もしくは2泊3日の検査入院を検査室に移動することなく、快適な環境で過ごしていただくことができます。

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EPU精神科救急病棟

保護室24床(内ハードタイプ8床)/個室24床

快適で安全、プライバシーにも配慮された治療空間

24時間365日、救急体制をとっている当院では、地域の要請に即応するため、救急搬送口を備えた救急病棟を1、2Fに配置しました。重篤な時期にパーソナルエリアにも配慮した空間の広さ、また全室個室タイプとし、集中的かつ濃厚な救急医療を実践していきます。

関係スタッフ
医師・看護師・臨床心理士・薬剤師・作業療法士・精神保健福祉士・管理栄養士・理学療法士・言語聴覚士

精神科救急医療を実践し、入院受入病棟として、重篤な精神疾患をお持ちの患者様への対応を行います。
24時間365救急体制をとっている当院では、夜間、休日の救急隊や警察からの搬送依頼も多く、患者様が最もしんどい時期にプライバシーや安全性を重視しつつ、濃密な医療実践を行っています。落ち着かれると病棟内一般個室へ移動し、規則正しい生活を送りながら体調や気持ちを整え退院までの準備を行います。

感染対応に優れた保護室エリア

1Fハードタイプの保護室(8床)は換気回数12回、陰陽圧対応可能とし、感染症のクラスター発生時などに、他室から遮断した感染症ユニットとして機能できる造りとしました。

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地階

身体リハビリテーションエリア

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機能訓練室(身体リハビリテーション)

昨今、入院される方の多くが合併症をお持ちであり、また高齢者も増えています。そういった方への身体リハビリテーション実践の場として、これまでの理学療法室から機能を拡張した機能訓練室を地階に配置し、最新のリハビリテーションを実践します。

治療・検査エリア

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r-TMS、m-ECT室

うつ病の新しい治療法として注目されているr-TMS。その治療室をストレスケアユニットからアクセスのよい地階に設置しました。また、m-ECT室を新たに設け、各棟からも利便性の高いB棟地階でスムーズな治療、検査を実践します。

災害対応・防災管理エリア

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防災管理室

B棟は災害に強い建物として、3日間は発電機が稼働、備蓄食糧も準備しています。地階には、中央監視室を設け、各階共用部分の防犯カメラや施錠などの管理を行っています。併せて、中央監視室横に防災倉庫を設け、災害物品や衛生材料の保管及び災害派遣精神医療チーム(DPAT)の備品など迅速に災害対応できる機能を備えています。

アクティビティエリア

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ハーモニーホール

地階には音響設備に優れたハーモニーホールを設置しました。1階からサンクンガーデンの階段を利用し、直接アプローチできる造りとしています。120名保護を収容でき、必要に応じ、自動シャッターを下ろすと2部屋に分割して利用することも可能です。国内外の著名な先生の講演会や研究会開催などに利用する予定です。